正しい情報を知ることが「健康に生きる」ための第一歩
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Q. 現状が悪化している原因はありますか。
学校で避妊教育はするけれど、妊娠しやすい身体の作り方や赤ちゃんの抱き方や泣き止ませ方は教えてくれません。思春期の娘の育て方や更年期を迎える前に気を付けることなども、誰も教えてくれないのです。
まずはきちんとした情報を知ることが「健康に生きる」ための一歩。「井上レディースクリニック」では「思春期講座」や「終活講座」など、さまざまな形で「健康に生きる」ための情報を提供しています。
例えば、先日「街カフェCOCOON×タニタカフェ」のセミナールームで行ったのは、カードゲームを使って分かりやすく未来を考える終活の勉強会「もしばなゲーム」です。 終末期には約70%の患者が「意思決定が不可能」といわれる中、それ以前に家族や大切な方に自分の意思を伝えておくことはとても大切なこと。 ゲームを通して自分が何を大切にしていくかを学んでいきました。 また、当院で出産した子どもは1万人。母親を通してその娘たちにも「正しい知識」を教えていきたいと思っています。
「井上レディースクリニック」では出産した母親に専用のメールアドレスを登録してもらい、退院後の不安や悩み、育児に関して分からないことがあれば、何でも気楽に助産師に相談できるようにしています。 助産師がきちんとフォローすることで、曖昧な知識ではなく、正しい知識を得ることができるようにしているのです。悩みが深刻な場合は臨床心理士によるメンタルケアや個別相談もしています。
もう一つ力を入れているのが、産後をサポートする親子コミュニティの場。 井上レディースクリニックで出産した方が交流できる場として「だっこクラブ」を設け、助産師が企画した「誕生日会」や「撮影会」などのイベントを開催して「親子のための栄養講座」や「子育て講座」など学びの場も提供しています。
2020年より「産後ケアプラン」も始まりました。
出産後、家族等からの支援が受けられない方やお産と育児の疲れから体調がすぐれない方などが、当院に「滞在」や「宿泊」することで身心の休息をとることができるプランです。 立川市在住の方は補助も受けられますので、さまざまな機会を使って、心と身体を健康に保っていただきたいですね。
女性診療科として分娩から思春期、更年期、老年期まで、がんサバイバーになっても…ずっとあなたのかかりつけ医としてサポートします。